ハワイ島ドライブ旅行記(3)マウナケア山頂ツアー
ハワイ島といえば私は宇宙好きなのでマウナケア山の天文台を思い浮かべます。
マウナケア山の山頂は宇宙に最も近い場所として日本のすばる天文台を始め世界中から多くの天文台と研究者が集まっていることで有名な場所です。マウナケア山へは現地ツアーを日本から予約していました。 レンタカーを借りて行けなくはないようですが、専用の4WDで未舗装の道を登らなければならず、 山頂付近ではライト点灯禁止となっています。
なのでここは無難に現地ツアーに参加が一般的です。
サンセット&星空観測ツアー
宿泊ホテルまで送迎付きの「サンセット&星空観測ツアー」を利用しました。
3月でしたがまだ雪の残る山頂へは防寒着が必要になります。 マウナケア山の山頂は標高 4,205 m。富士山よりも高いです。 ツアーによっては防寒着をレンタルできるようですが、インナーなどは用意しておいたほうが良いかも知れません。
このマウナケア山ツアーで注意しなければならないのは、 24時間以内にダイビングをした人 妊婦さん、またその可能性がある人 11歳以下の子供、参加12時間以内の飲酒 心臓に疾患があったり、不整脈や喘息などの病気をお持ちの方、に該当する人は参加できないことがありますので各ツアーで確認が必要です。
ハプナ・ビーチプリンスからマウナケア山までは2時間ほどのドライブでした。 サドルロードから山頂へと上がる途中、2800m地点にあるオニヅカビジターセンターで身体を標高に慣らしながらの休息をおこないます。 夕暮れが近づく頃に山頂へ到着です。 眼下には雲海が広がり、雲の合間からはマウナケアの裾野が遠くまで見渡せます。
残雪の形状が山頂の天候の厳しさを物語っています。
マウナケア山の天文台群
現在この山頂には11カ国13基の天文台が設置されています。 澄んだ空気と安定した気候で星空観測には最適な場所なのだそうです。 晴天日は年平均300日にものぼるそうです。
カルテクサブミリ波天文台の電波望遠鏡が姿を表していました。
カリフォルニア工科大学が運営している天文台です。
夕暮れが近づくと反対側の空が青から紫へと変化していきます。 とても幻想的な時間です。
すばる望遠鏡へ目をやるとちょうど太陽が沈んでいきます。
この後、満天の星空が現れました。
夕暮れのひと時をゆっくり楽しんだ後は、途中の オニヅカ・センターへ戻り星空観測タイムです。
ガイドの方がレーザーポインタを使って星空の説明を行ってくれたり、 望遠鏡で土星や木星、火星などを見せてくれます。 ツアーの所要時間は9時間ほどでした。
今回申し込んだのは太公望のツアーでしたが、ツアーによってはあまり性能の良くない望遠鏡を用意している場合もあるようなので事前にチェックして人気のツアーを探すとよいでしょう。 また、ここを目指すためにハワイ島を旅行する方は、満月前後を避けてプランニングすることをおすすめします。月明かりがあると星空観測には向きません。